デザイン・アート・広告賞 今月の展覧会&コンペティション
古賀 充 展 CUP
日常に潜む美しさや面白さを表現する造形作家、古賀充。国内外の展示会にて作品を発表するほか、作品集や絵本も手掛けている。今回扱う素材はタイル。タイルという工業素材を「CUP」という身近な日用品に仕立てている。海岸に落ちている波に削られたタイルに、自然のかたちが表れるように、タイルを手で削ることで、人間のかたちを表す。その作品一つひとつが、繊細な表情を持っている。本展では、この「CUP」のほか、過去の作品も合わせて展示される。
古賀 充 展 CUP | |
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CLASKA Gallery & Shop"DO"本店 開催中、2月16日まで 2月6日および13日店休 お問い合わせ→ 03-3719-8124 |
「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.15
1899年に創業し、紙の専門商社として、ファインペーパーをはじめ多種多様な紙を取り扱う竹尾が、新春の恒例企画となった年賀状展を開催。今回で15回目を迎える。新年の挨拶に代えて、著名なアートディレクターやイラストレーター、グラフィックデザイナーなど、さまざまなクリエイターが制作した年賀状を、東京、大阪、福岡の全国3拠点にて展示。紙とデザインにのせた、クリエイターからの新年のメッセージを楽しめる催しとなっている。
「クリエイター100人からの年賀状」展 vol.15 | |
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竹尾 見本帖本店、淀屋橋見本帖、福岡見本帖 開催中、2月28日まで 土曜、日曜、祝日休館(竹尾見本帖本店および福岡見本帖)、会期中無休(淀屋橋見本帖) お問い合わせ→ 03-3292-3669(竹尾見本帖本店)、06-6232-2240(淀屋橋見本帖)、092-411-4531(福岡見本帖) |
Silver Marker and Some Stones
鈴木ヒラクの作品集『SILVER MARKER-Drawing as Excavating』の出版を記念して開催される本展。近年の鈴木の代表的なシリーズである、漆黒の紙に光を放つようにシルバーマーカーとスプレーで描かれたドローイングシリーズ『Constellation』と『GENZO』から、新作と日本未発表作品を紹介する。また、昨年秋にモンペリエの美術館MOCO Panacéeにて初めて発表した、路上で拾った石を素材として使用した壁画が、ギャラリー空間に合わせたインスタレーションとして展示される。
Silver Marker and Some Stones | |
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アニエスベー ギャラリー ブティック 開催中、3月15日まで 月曜休廊 お問い合わせ→ 03-3406-6010 |
森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私
名画や映画の登場人物あるいは歴史上の人物に自らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌。巧みなメイクや衣装で、時代や人種、性別を超えてさまざまな人物に自らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独自の解釈を加えてきた …