2017年8月9日~10日、ヤマハマリーナ浜名湖で行われた「ヤマハ・クリエイティブ・ハッカソン」。学生が1泊2日の短期間でモノ創りに挑戦するイベントだ。

今年で4回目を迎えた「ヤマハ・クリエイティブ・ハッカソン」の参加メンバーたち。
世界に通用するデザイナーを育成
ヤマハ発動機が主催し、今年で4回目を迎える「ヤマハ・クリエイティブ・ハッカソン」。デザインを学ぶ学生たちが1泊2日で、出されたお題に対しチームで乗り物のデザインを考え、プラスチックダンボールを使って実際に制作する。今年のお題は「大自然を活き活きと駆け巡るモビリティ」。制作した作品はプールに浮かべ、チームごとにプレゼンをする。
過去のハッカソンに参加した学生が、新卒でヤマハに入社する例も出ている。ただし、優秀な学生の囲い込みが目的ではない。「一番の狙いは、世界に通用するクリエイティブ人材の育成にあります」と語るのは、ハッカソンの発案者である、ヤマハ発動機の長屋明浩デザイン本部長。
「CADや3Dプリンターなど、デジタルツールが進化する中、根本的なデザインの仕方、価値が見えづらくなってきています。絵さえ描けば、あとは自動生成できてしまうというのは非常にマズい ...