IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

「旅クリ」レポート

地域活性化プロジェクト「九十九島大学」始動!

今年4月にスタートしたブレーンの地域活性化プロジェクト「旅クリ」の特別講義である「九十九島大学」が開講し、5月末から6月頭にかけて、長崎県佐世保市で初回の講義および入学式が行われた。

特設サイト「九十九島の九十九ネタ」
今後ここに99のネタが順次アップされていく予定。

http://tabikuri99.jp/

九十九島に9人の受講生が集結

「九十九島大学」は、豊かな自然や文化遺産など“眠れる観光資源”を多く抱える九十九島エリアの全国知名度を上げ、集客につなげていくためのアイデアを、受講生と地域のエキスパートがチームを組んで生み出す佐世保市、(公財)佐世保観光コンベンション協会と事業構想大学院大学との産学官共同プロジェクトだ。ブレーンの地域活性化プロジェクト「旅クリ(旅×クリエイティブ)」の第1弾として実施されている。

受講生は全国から選抜された、さまざまな得意領域を持つ9名。校長にはクリエイティブディレクターの小西利行さんが就き、多彩なゲスト講師と共に、企画やコミュニケーションをテーマに講義を行い、九十九島をアピールする99のコンテンツを作る。

5月30日から6月1日にかけて第1回の特別講義が行われ、全国から佐世保市に集まった受講生たちは2日間で九十九島のさまざまな名所を見学。食べ物を味わい、アクティビティを体験し、それぞれの感じ方で九十九島の魅力を発見していった。

ミッションは観光資産を
「情報資産化」すること

2日目の夕方から夜にかけては、小西さんによる特別講義が行われ、受講生と地元代表のメンバーが参加した。小西さんは冒頭で「僕たちの課題は、九十九島の『観光資産』を『情報資産化』すること」だと説明。その上で、ここに集まったメンバーで九十九島をアピールする99の「ネタ」を作り、そこから九十九島を話題にする「プラン」を作成、さらにその実践とPRをしていくというプロジェクトの全体像を説明した。「今回の九十九島大学は、いわゆる『机上の空論』の講義ではなく、本当に九十九島をアピールできるコンテンツの作成に取り組むもの。皆さんにも本気で参加してもらいます」と呼びかけた。

特別講義の前半では「伝わる」コミュニケーションのための7つの極意や、事例を解説した。その後、後半は受講生と地元メンバーによる4つの混成チームを組み、99のコンテンツになりえる「ネタのタイトル」をディスカッションで作り上げていくワークショップが行われた。だが、慣れない作業に当初は戸惑う参加者の姿も。各チームから出されたアイデアに小西さんとPOOLのコピーライター 小林麻衣子さんが再度「きれいな説明ではなくやってみたくなる企画を」「クリックさせる言葉になっているか」といった視点で考えるようにひとつ一つ丁寧に説明し、受講生たちは徐々に感覚をつかんでいった。各チームが2度目の提出を行ったところで、5時間におよぶ講義は終了した。

「入学式」を開催、地元メディアも来場

翌朝には、佐世保市にある西海国立公園九十九島ビジターセンター内で入学式が行われた。(公財)佐世保観光コンベンション協会 副理事長の遠田公夫氏は「本年より3年かけて行われる九十九島のPR事業の根幹をなす大学だと考えている。東京・首都圏をメインに一気に全国に地名を広めたい」とこの大学にかける意気込みを語り、小西さんは「九十九島大学は、地域内だけで行われるものでも、地域外だけで行われるものでもない、その両方が参加する全く新しいタイプの地域活性プロジェクト。ハードルは高いが、面白いアイデアで地域を動かしていくことにトライしていただきたい」と受講生に改めてエールを送った。

99のネタ作りは、その後も各チームで継続して行われている。次回の特別講義は7月で、再び九十九島にメンバーが集合し、ゲスト講師であるおちまさとさんの「サマースクール」が行われる予定だ。

 

Schedule


  1. 弓張岳展望台見学
  2. 九十九島海賊遊覧船みらい乗船
  3. 九十九島水族館海きらら見学
  4. 九十九島パールシーリゾート「西海国立公園九十九島ビジターセンター」訪問
  5. 地元メンバーとの懇親会

    1日目はあいにくの雨。弓張岳展望台からの景色は堪能できずだったが(右上)、一行は九十九島をめぐる大型遊覧船「みらい」のクルージングで九十九島の島めぐりを体験し(左上)、その後水族館「海きらら」(左下)や「ビジターセンター」で九十九島の自然や歴史についてのレクチャーを受けた。

 

Schedule


  1. 黒島めぐり
    黒島天主堂見学/島めし(昼食)/カトリック共同墓地・信仰復活の地 見学
  2. 2. 小西利行さん講義およびワークショップ

    翌日は快晴。この日は朝からフェリーで九十九島の一つ黒島に向かい、国重要文化財に指定され、世界遺産暫定の指定リストにも入っている「黒島天主堂(黒島教会)」(左上)ほか、黒島の名所をガイドしていただきながら巡った。夕方からは小西利行校長による講義とワークショップ(左下)を実施。

 

Schedule


  1. 九十九島大学入学式
  2. その後各自帰路へ

    翌朝には、地元メディアなども招いて「九十九島大学入学式」が行われた。(公財)佐世保観光コンベンション協会 副理事長の遠田公夫氏や小西校長が挨拶を行い(右)、受講生代表による宣誓も行われた。

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
ブレーンTopへ戻る