京セラドーム大阪で使える「野球場NAVI」アプリ。シートに設置されたiBeaconを活用し、近くにいる売り子さんにオーダーを出すことが可能だ。
福岡ソフトバンクホークスの「鷹の祭典」アプリ。ホークスは例年、来場者にレプリカユニフォームを配る「鷹の祭典」というイベントを実施。そのイベントに合わせて、iBeacon活用が行われ、ビール販売だけでなく、ユニフォームの引き渡し場所への案内もiBeaconで行われた。
「ドーム球場でビールを飲みながらプロ野球を観る」というのは、最高の贅沢だ。しかも、可愛い売り子さんだったら、さらにうれしい。「ドーム球場でビールを買う」という行為を、スマホのiBeacon機能を使って実現した二つの取り組みを紹介したい。どちらも同じ目的なのだが、アプローチの仕方が全く異なるのだ。
京セラドーム大阪ではメディアアクティブとアプリックスIPホールディングスが連携しiBeaconを使ったビール販売に取り組んだ。バックネット裏のシートに約10m間隔で67個のiBeaconの発信器を設置。観客はその場でアプリを立ち上げ、自分が座っているシート番号を入力する。すると、近くに居るビールの売り子さんの情報が分かり、スマホからその人にビールを発注できるという仕組みだ。売り子さんもiPhoneを持っており、シートに設置されたiBeaconで現在地が測位されているため、観客と売り子さんの位置情報がリアルタイムで分かる仕組みだ。
一方、ヤフオクドームでは福岡ソフトバンクホークスが、iBeaconによるビール販売を実施した。こちらは…