販売促進の専門メディア

           

販促NOW モバイル編

ビールの売り子に革命!?球場のiBeacon活用

石川 温(ケータイ・スマートフォン ジャーナリスト )

京セラドーム大阪で使える「野球場NAVI」アプリ。シートに設置されたiBeaconを活用し、近くにいる売り子さんにオーダーを出すことが可能だ。



福岡ソフトバンクホークスの「鷹の祭典」アプリ。ホークスは例年、来場者にレプリカユニフォームを配る「鷹の祭典」というイベントを実施。そのイベントに合わせて、iBeacon活用が行われ、ビール販売だけでなく、ユニフォームの引き渡し場所への案内もiBeaconで行われた。

「ドーム球場でビールを飲みながらプロ野球を観る」というのは、最高の贅沢だ。しかも、可愛い売り子さんだったら、さらにうれしい。「ドーム球場でビールを買う」という行為を、スマホのiBeacon機能を使って実現した二つの取り組みを紹介したい。どちらも同じ目的なのだが、アプローチの仕方が全く異なるのだ。

京セラドーム大阪ではメディアアクティブとアプリックスIPホールディングスが連携しiBeaconを使ったビール販売に取り組んだ。バックネット裏のシートに約10m間隔で67個のiBeaconの発信器を設置。観客はその場でアプリを立ち上げ、自分が座っているシート番号を入力する。すると、近くに居るビールの売り子さんの情報が分かり、スマホからその人にビールを発注できるという仕組みだ。売り子さんもiPhoneを持っており、シートに設置されたiBeaconで現在地が測位されているため、観客と売り子さんの位置情報がリアルタイムで分かる仕組みだ。

一方、ヤフオクドームでは福岡ソフトバンクホークスが、iBeaconによるビール販売を実施した。こちらは…

あと57%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

販促NOW モバイル編 の記事一覧

ビールの売り子に革命!?球場のiBeacon活用(この記事です)
カーナビアプリで広がるビジネスモデル
位置をピンポイントに狙った販促―iBeacon
美しい画像で感性を刺激するPinterest
写真をおしゃれに装飾、Instagramの活用事例
中づり広告を見る感覚で雑誌記事をその場で閲覧

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する