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実践!「マーケティングDX」

お客さまのニーズに対する仮説を立て データからアクション可能な洞察を得る

吉松 朋氏(楽天グループ)

楽天グループ
プラットフォーム戦略統括部
顧客戦略部事業開発課 課長
吉松 朋氏

大手求人サイト、ソーシャルゲーム、外資系ECサイトでの事業立ち上げを経て、2018年に楽天グループに入社。現在は日本の楽天ポイントの統括および楽天ポイントの外販事業を担当。

    Q1 顧客にかかわるデータの利活用で、企業側からのニーズが高まっていると感じる活用方法や目的とは。

    A 個別の顧客に合わせた体験とアクション可能なインサイトの抽出。

    近年、顧客データの利活用における企業側からのニーズとして、以下2つの観点の高まりを感じています。

    ①パーソナライゼーションと類似セグメントの活用:企業は、個別の顧客に合わせた体験を提供するためにデータを活用しています。また、アクションを起こした顧客の特徴を分析し、類似したユーザーを特定して、新たな潜在顧客層にアプローチすることが重要です。例えば、特定のキャンペーンに参加したユーザーを分析し、その顧客に類似した行動パターンを持つ層を特定することでより有望なターゲットにリーチすることが可能になります。

    ②アクション可能なインサイト抽出の重要性:データを収集し分析するだけでなく、アクション可能な洞察を得ることが重要です。実際のビジネス行動に反映させることが成功の鍵です。

    Q2 マーケティングDXに取り組みたいと考える企業が、最初の...

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