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R30のホープたち

売上につながるPRでピザを機会食から普段食に

鳥内らなさん(ドミノ・ピザ ジャパン)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はドミノ・ピザ ジャパンマーケティング部で活躍する鳥内らなさんに話を聞いた。

ドミノ・ピザ ジャパン
マーケティング部 PR課
シニアスペシャリスト
鳥内らな(とりうち・らな)さん 26歳

2019年大学を卒業後、ドミノ・ピザ ジャパン入社。営業部にてストアマネージャーとスーパーバイザーを経験し、2022年より現職。企業を好きになってもらうPRを心掛け、プレスリリースの作成やメディアリレーションズ、新商品発表会の企画や進行を担当。

店舗出身の経験と知識を生かし説得力のある商品PRを展開したい

お一人さま向け商品「マイドミノ」や世界中のバーガー屋クーポンを自社での割引対象にした「バーガークーポン割」など、SNSやメディアで話題となることが多いドミノ・ピザ ジャパン。今年4月にもピザとポテトフライなどサイドメニューが大きな一つのピザボックスに詰まった「ビッグボックス(BIG BOX)」の発売で反響を呼んだ。

同社のマーケティング部のPR課は、新商品や各施策のPRからコーポレートPRまでを担っている。その中でPR課シニアスペシャリストとして活躍しているのが入社4年目の鳥内らなさんだ。前述の「ビッグボックス」のメディア発表会では、企画・キャスティング・MC進行まで担当している。

「『ビッグボックス』は42センチ×43センチの大きなピザボックスに、Sサイズのピザ2枚とサイドメニュー4品が詰まった宅配ピザ業界初(当社調べ)となる新形態の商品です。人が集まるパーティーにぴったりの商品ですが、本商品にはもうひとつのコンセプトがあります。それはボックスひとつで家族約4人分の1食になるので、家事と仕事の両立で忙しい平日の親御さんを助けてくれる商品であるという特徴も打ち出したいと考えていました。メディア発表会でも、この2つの商品の訴求点を伝えることを意識しました」(鳥内さん)。

そこで、2つのコンセプトを表す「ラクラク」と「ワクワク」というキーワードを提案し、台本のあらゆる場面にちりばめた。「新商品のことを一番理解しているのは自分だという自負を常に持つようにしています。ターゲットに合わせたセレブリティーのキャスティング...

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