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大学ゼミ訪問

文理融合で複合的な実践力を身に付ける — 関西大学 徳山美津恵ゼミ

徳山美津恵ゼミ(関西大学)

SEMINAR DATA
ゼミ名 徳山ゼミ
設立 2013年
学生数 3年生:15名
4年生:13名

関西大学 総合情報学部
徳山美津恵教授

専門はマーケティング、ブランド論。地域を対象としたブランディングの研究を続けると共に、自治体での各種委員や学生との地域プロジェクトに取組む。『プレイス・ブランディング:“地域”から“場所”のブランディングへ』(共著,有斐閣,2018年)、『場所のブランド論』(共著,中央経済社,2023年刊行予定)など。

文理融合で複合的な実践力を身に付ける

文理融合型で、「情報」をキーとしてあらゆる領域を学ぶことができる、関西大学の総合情報学部。「メディア情報系」「社会情報システム系」「コンピューティング系」と3つの系から科目を選択し、複合的な実践力を身に付けていく。

徳山ゼミのテーマはマーケティング研究で、特にフィールドワークを重視する。3年次は、全国の大学が集まってゼミ対抗で競う『Sカレ(Student Innovation Collage)』に参加。企業から提示されたテーマを元に商品企画を考案し、実際の商品化を目指してプレゼンテーションを行う。今年は同ゼミから5チームが参加している。

もうひとつは、プロ野球チームのオリックス・バファローズが地域貢献の一環として実施する、産学連携プロジェクトへの参加だ。ファーム公式戦が行われる球場近隣の大学が参加し、来場者を調査・分析しながら、ファンづくりや運営に関わる企画を考案してプレゼンテーションを行うもので、今年で9年目を迎えた。

「“オリックスプロジェクト”では、主にデータ分析を学びます。事前調査を元に切り口を見出して質問票をつくり、自分たちで生データを取得して、分析を行います」(徳山教授)。今年、球団から提示された課題は“優勝効果を最大化させるために球団が取るべき施策”。12月に発表を行う予定だ。

2022年6月、オリックスプロジェクト調査終了後の3年生と、オリックス職員。

4年次は個人で卒論に取り組む。テーマはキャラクタービジネスや“サウナー”など、自分の興味のあるものを研究...

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