[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | 青木ゼミ |
設立 | 2000年 |
学生数 | 2年生:13名 3年生:16名 4年生:15名 |

愛知学院大学 商学部
青木 均教授
1989年、早稲田大学教育学部卒業、1996年、早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2012年、University of Arkansas Fort Smith客員研究員。主な著書『小売営業形態成立の理論と歴史』(単著)同文舘出版、『小売マーケティング・ハンドブック』(単著)同文舘出版、『最新流通論』(共著)創成社など。
なんで?ほんま?を追求 学生同士で学び合う場をつくる
小売業のマーケティングについて研究を行う、愛知学院大学の青木ゼミ。学内外のコンテストへの参加を通し、プレゼンテーション能力や思考力の向上を目指している。
配属は2年生の秋学期。商学部主催の「ビジネスカンファレンス」では、3年生や4年生が中心に発表するなかで2年生の段階から参加し、研究発表の基本を学ぶ。
そして3年生では、愛知県内の5大学が参加する名古屋マーケティング・インカレに向けた研究を進める。発表の場は年に3回。6月に行われた第1回目の中間発表会では、懇親会を行う代わりに、各発表について大学混合のグループで議論をする場を設けた。
「研究の良し悪しを決めるだけでなく、学生同士議論して学び合うことが、能力向上のために大切です。また、ここでは他大学の先生にも指導をいただける。大学の枠を超えた学びのプラットフォームとして機能していけたらと考えています」と青木教授は話す。
近年は青木ゼミでも、多くの学生が社会課題解決やSDGsに関連するテーマに興味を持っているという。例えば食品ロスに着目したグループでは、大学の食堂と連携してキャンペーンを実施。ポスターのクリエイティブによって、学生の関心度がどう変化するかを調査した。
特徴的なのが卒業論文だ。商学部では2022年度、論文の執筆だけでなく、その内容を15分にまとめた動画制作を課すことにした。この動画発表の仕組みは、前述のビジネスカンファレンスでもすでに...