[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | 菅野ゼミ |
設立 | 2008年 |
学生数 | 2年生:16名 3年生:15名 4年生:14名 |
よりよい社会を実現する 消費者視点で考える「市場戦略」
消費者の目線から経営を考えるマーケティング志向を、文理問わず幅広い分野で学ぶ、駒澤大学の市場戦略学科。ゼミ活動は2年次からスタートし、菅野ゼミでは「消費者行動研究」をテーマに研究する。
2年次の前期ではテキストの輪読が中心。後期では、そのテーマごとに興味のあるメンバーで集まり、グループ研究を行う。YouTubeのサムネイルや挿入広告に関する研究、フリマアプリが消費者に与える影響に関する研究、同行者と購買行動の関係に関する研究、バーチャル・アイドルのファン購買行動研究など、心理学や社会学、行動経済学などをベースにアプローチする。
メインの活動となるのが、3年次の『Sカレ(Student Innovation Collage)』への参加だ。企業から提示されたテーマを元に、チームごとに商品企画を考案。中間発表として10月にコンセプト内容を競い、12月の発表でテーマ内1位になった企画が、実際に商品化。翌10月に、販売実績などをもとに総合優勝が決まる。2022年度は、菅野ゼミから5チームが参加している。
「人員やコストが限られているなか、多くの企業がマーケティングアイデアを求めています。企業が持つ資源や、継続するための施策も考慮する必要があるのがこのコンペの特徴。学生にとって、企業やユーザーとコミュニケーションしながら実現可能性のある企画を考えることは大きな力になります」(菅野教授)。
4年生はそれぞれの関心をもとに卒論を執筆している。卒業後の進路は様々だが、「課題を解決し、よりよい社会やコミュニティをつくっていくのがマーケティングの役割。どのような職種でも、消費者心理の学びは役に立つのではないでしょうか」と菅野教授は話す。
ブランドとの結びつきを消費者視点で調査
菅野教授は、「ブランド・リレーションシップ」に...