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R30のホープたち

マーケティングの力でダイドーの缶コーヒーに新たな価値をつくる

濱田 慎一朗さん(ダイドードリンコ)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はダイドードリンコ マーケティング部で活躍する濵田 慎一朗さんに話を聞いた。

ダイドードリンコ
マーケティング部
濵田 慎一朗(はまだ・しんいちろう)さん 24歳

2020年ダイドードリンコに入社し、マーケティング部に配属。3万人以上のインタビュー調査やWEB調査での分析を実行し、コーヒーを中心とした飲料マーケティング戦略の立案をリード。無意識領域を明らかにするアイトラッキング調査やニューロマーケティング、購買行動調査にも力を入れ、AIを活用した新たな調査手法の開発にも臨む。

チームマーケティングだからこそ最高の施策が展開できる

大阪に本社を置く飲料メーカー、ダイドードリンコ。缶コーヒーブランドの「ダイドーブレンド」が人気コンテンツの『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』とコラボレーションし、「コラボ缶」を発売したことで商品をパケ買いするファンが多くいたことは記憶に新しい。

このようなコラボレーションによる販促プロモーションの戦略立案なども担うダイドードリンコのマーケティング部は、「ブランドマーケティング」「商品開発」「調査・分析」の3つの分野の担当者がチームを組む体制で運営されている。

その中の「調査・分析」を担当しているのが、現在入社3年目の濵田慎一朗さんだ。先述の「ダイドーブレンド」ブランドや「デミタス」「世界一のバリスタ」シリーズといった同社の代表的商品の調査・分析に携わっている。

「デミタスは昨年に発売30年目を迎えました。私がこれまで担当した仕事の中で最も印象に残っているのはそのリニューアルです。調査担当者は、コンセプトやパッケージデザイン、CMのストーリーなど、さまざまなジャンルの検討内容を事前に用意し、生活者に対して定量・定性の2つの側面で調査します。他のチームとも議論を重ね、最高のものができあがったときには、いつも感慨深い思いを抱きます。当社は“川上から川下まで”を担当するマーケティングとは違い、ポイントごとに関わる人が変わります。専門性があるマーケターがいるのはダイドードリンコならではの強みだと思っています」(濵田さん)。

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