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ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略

BMWジャパン40周年 業界に数々の日本初をもたらし「駆けぬける喜び」を提供

BMWジャパン

(左)1981 (右)2021

1916年にドイツで誕生した自動車および自動二輪車、エンジンメーカーのBMWは、1981年に日本にも登場。日本法人ビー・エム・ダブリュー(通称:BMWジャパン)を設立し、2021年で40周年を迎えた。

日本でモータリゼーションの進化が始まったのは1964年に東京オリンピックが開催された頃から。高速道路などのインフラが整い、高度経済成長により各家庭での自家用車の所有が一般的になり始めた。そこから10余年が経った1981年には、より走りやすい車、プレミアムな車が求められるように。このような時代背景の中BMWジャパンは誕生した。

ヨーロッパの自動車メーカーで、日本に現地法人を設立したのはBMWジャパンが初めて。その後も同社では40年の中で数々の新たな取り組みに挑戦してきたと、BMWジャパンでBMWブランドマネジメントを担う遠藤克之輔氏は話す。

「より多くの方に乗っていただけるよう1983年には日本で初めて低金利ローンの仕組みを体系化。1984年には、修理時間の短縮のため業界で初めて国内にパーツセンターを設立しました」。

数々の“日本初”に挑戦する背景には、常に時代の先を行くものを提供しようと考える企業姿勢がある。

「技術面で新しいものを提供するだけでなく、より安全で楽しい“モビリティライフ”の提供が当社の目指すこと」と遠藤氏。

移動という機能的な価値だけでなく、そこにある体験価値を重視するBMWグループ。そんなBMWが大事にしてきたのが「ドライビングプレジャー」という価値だ。同社では、この価値を「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」という言葉で表し、全世界共通のスローガンに掲げている。この「駆けぬける歓び」の提供が、ブランドが長く愛されることにつながっているのではないかと遠藤氏は語った。

視点01 広告・コミュニケーション
ブランデッドムービーにアート・カー、思いに共鳴する施策

BMWの特徴的な広告コミュニケーションに、2001年に誕生した「BMW Films」がある。

ガイ・リッチー氏などの著名な監督による9本のショートムービーで、商品を前面に押し出すのではなくストーリーの中でBMWが持つスタイリッシュさや運転の楽しさ、ドラマ性を表現している。「BMW Films」は多くの広告賞を受賞しブランデッドエンタテインメント領域のパイオニア的存在と言われている。

また、アンディ・ウォーホル氏をはじめとする数々の著名なアーティストとのコラボレーションを行った「BMWアート・カー」も...

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