コロナ禍での外出自粛により消費者のオンラインシフトが加速し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進がこれまで以上に企業にとっての急務となった2020年。各企業ではこの状況下で、どのような対策を行ったのでしょうか。さらには2021年のDXにおける展望とは。デジタル領域におけるマーケティング実務に携わる34名の意見から紐解きます。
KEY PERSON 10
サッポロビール
顧客分析を横断的に実施し、接触情報を基にお客さまの文脈に沿ったコミュニケーションを行いたい
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
5年3カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
デジタル接触増加に伴う、メディアとモーメントに合わせたコミュニケーションの開発、コンテンツコミュニケーションへのシフト、オンラインイベントの実施。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
自社内のみならず外部での当社コミュニケーション接触ユーザーも含めた顧客分析を横断的に実施し、お客さまにお借りした接触情報を基に、お客さまの文脈に沿ったコミュニケーションでお返ししたいと思っています。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・コンテンツコミュニケーション
・eスポーツ
・クッキーレス
KEY PERSON 11
資生堂ジャパン
オンライン上のあらゆる接点で、ブランド体験を提供していきたい
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
1年0カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
BC(ビューティーコンサルタント)によるLIVEストリーミング、オンラインカウンセリングの実施。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
コロナ禍の影響が続く中で、既存ビジネスモデルを変革すべく、オンライン上でのあらゆる接点でブランド体験を提供していけるようコンテンツ、サービス、メディアを整備していきたい。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・LIVEストリーミング
・ビデオチャット
・AI
KEY PERSON 12
シック・ジャパン
まずは従業員の働きやすさを追求、RPAによる業務自動化やデジタル承認を推進したい
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
0年8カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
グローバル企業の繋がりを生かしてWetOnesの日本新発売を実現。お客さまに向けてマスク肌荒れ対策の情報提供やデジタルプロモーションを実施。職務環境に加え、記者発表会でもオンライン対応を図りました。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
まずは従業員の働きやすさをより一層追求し、RPAによる業務自動化やデジタル承認を推進します。また、2020年12月に開始したECサービスをはじめ、お客さまや関係企業さまとの関わり方についても投資をしていきます。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・AI
・Targeted Marketing