コロナ禍での外出自粛により消費者のオンラインシフトが加速し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進がこれまで以上に企業にとっての急務となった2020年。各企業ではこの状況下で、どのような対策を行ったのでしょうか。さらには2021年のDXにおける展望とは。デジタル領域におけるマーケティング実務に携わる34名の意見から紐解きます。
KEY PERSON 01
I-ne
独自AIツールを活用し、商品/コミュニケーション戦略/戦術アイデア領域の効率をDXで高めたい
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
6年0カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
BOTANISTでは、皆さまと未来への希望を一緒につくっていきたいという想いから「未来への希望」という意味がある白を用いたホワイトラベルデザインセットを発売。本商品の収益を大阪府看護協会へ寄付させていただきました。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
引き続きヒット商品を生むために当社独自AIツール「KIYOKO」を活用し新商品アイデアのDX化スピードを上げつつ、商品だけでなくコミュニケーション戦略/戦術アイデアでもDXで効率性を上げていきたいです。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・PtoCビジネス
・clean beauty
KEY PERSON 02
アサヒビール
表層的なRPAやシステム導入ではなく、事業活動の根幹を見直すことを目指したい
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
7年3カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
コロナ禍で、お客さまとの接点の多くが消失。この機会をチャンスと捉え「お客さまを知る」ことに立ち返りました。データを活用し、一人ひとりに最高の「価値」「体験」を提供することに集中しています。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
“D(デジタル)”に注目しがちですが、話すべきはX(トランスフォーム)。「異質のものに変革する」ため、表層的なRPAやシステム導入ではなく「組織・採用・評価」など事業活動の根幹を見直すべきだと考えます。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・single source of truth
・CRMのコンパクト化
・オフラインでのブランド体験回帰
KEY PERSON 03
アンファー
デジタルのプラットフォームを活用し、速く、適切にユーザー体験を提供する
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
0年8カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
正しい手洗いの啓蒙、「おうち美容」に向けたプロモーションの実施、マス/デジタルの予算アロケーション、ユーザー接点の強化(デジタルメディア)。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
コロナ禍の中、デジタルのプラットフォームをいかに活用するか。リアルでのデジタルを活用した体験、オフラインオンラインを含めたデータの分析等を行い、ブランド価値を高め、ユーザー体験をより速く適切に行う。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・LIVE配信
・DX
・SDGs