コロナ禍での外出自粛により消費者のオンラインシフトが加速し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進がこれまで以上に企業にとっての急務となった2020年。各企業ではこの状況下で、どのような対策を行ったのでしょうか。さらには2021年のDXにおける展望とは。デジタル領域におけるマーケティング実務に携わる34名の意見から紐解きます。
KEY PERSON 28
ユー・エス・ジェイ
ファネルの入り口から出口までを統合し、効果的な収益構造の構築を目指す

ユー・エス・ジェイ
インテグレーテッド・マーケティング部
ディレクター
平山 剣 ミカエル氏
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのメディア及びデジタルコミュニケーションの設計。
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
6年6カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
「#USJatHome」企画を実施。休業期間中でもUSJのアテンションを高めるため、ソーシャルを中心にさまざまなコンテンツを配信した。コースターの目線映像などはメディアにも露出。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
認知を拡大する広告から、中間ファネル(KOL、Social)、ファネルの出口(ファーストパーティデータ、タグベースID、各種刈り取りメディアなどの活用)の統合による効果的な収益構造の構築。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・トライブKOL
・トライブDataの提携活用
KEY PERSON 29
UCC上島珈琲
Withコロナ期において、オフライン・店舗におけるDXの進化を目指す

UCC上島珈琲
マーケティング本部
デジタル推進部
部長
染谷 清史氏
リクルートライフスタイルにて新規サービスの立ち上げやCRMグループマネージャーなどを経て、2018年UCCホールディングス入社。2019年から現職。
Q 現在の職務の担当になってからの年月を教えてください。
1年11カ月
Q 2020年、コロナ禍への対応として実施された取り組みを教えてください。
ECチャネル(Amazon、楽天、自社EC)への施策拡大、オンラインコンテンツ(オウンドメディア、YouTube等)の拡充。
Q DX領域における2021年の展望を教えてください。
Withコロナ期のOMOのあり方、特にオフライン・店舗でのDXを進化させる必要がある。
2021年にあなたが注目している「手法」「テクノロジー」「トレンド」「企業」などを教えてください
・リテールデジタル販促
・OMO with コロナ
・リモートワーク時代の消費変化