ビジネスにおける生産性 その向上をどう見るべきか?
かつては経済学や製造業の現場くらいでしかお目にかからなかった「生産性」という単語。いつの頃からかビジネスにおける基本ワードになりつつあります。一方で、その定義さえ知らないままでなんとなく良いこと、高い方がいいもの以上のイメージが浮かばないという方も少なくないのでは?
生産性には明確な定義があります。売上から原材料費差し引いたものは付加価値と呼ばれます。粗利といった方がピンとくるかもしれません。この付加価値は、売上高と粗利率(売上1万円あたりいくらの粗利が稼げるか)から決まります。
この付加価値を何かで割ったものが生産性です。労働者の人数や労働時間で割れば労働生産性ですし、資本の評価額で割れば資本生産性となります。ニュースなどでも注目されることの多い労働生産性であれば「労働生産性=売上高×粗利率÷労働者数(または労働時間)」というわけ。この労働生産性を上げる方法は3つです。売上を伸ばすか粗利率を上げるか、労働者数や労働時間を減らすかです。
あなたが会社員ならば、労働生産性を上げるために労働時間を・・・つまりは残業時間を減らすことには抵抗があるでしょう。残業代が減りますから。そこで...
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