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R30のホープたち

スポーツケア用品のブランドマネジャー リブランディングでシェア拡大に成功

松浦由典さん(ピップ)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回はピップ商品開発事業本部ブランド戦略本部で活躍する松浦由典さんに話を聞いた。

ピップ
商品開発事業本部
ブランド戦略本部
スポーツライフブランド
ブランドマネジャー
松浦由典(まつうら よしのり)さん 29歳

2016年ピップ入社営業を経て、2017年11月よりスポーツケア商品群のマーケティングを担当。2019年よりスポーツライフブランドのブランドマネジャーを務め、スポーツケア用品ブランド「プロ・フィッツ」などに携わる。

基盤となる既存顧客へアプローチ オーガニックで口コミを広げたい

松浦由典さんは大学卒業後、米国留学を経てピップに入社。1年半営業を担当した後、希望してマーケティング部(現在のブランド戦略本部)に異動した。「大学時代に商学部で勉強し、人間の心理と社会の経済に活用できるマーケティングに興味を持つようになりました」(松浦さん)。

2019年11月にスポーツライフブランドのブランドマネジャーに昇進。スポーツケア領域の商品を統括して担当しているという。松浦さんが担当するスポーツライフブランドである「プロ・フィッツ」は、スポーツ時に使用するサポーターやテーピングなどを展開する。松浦さんは「プロ・フィッツ」の新商品立案から広告制作に至るまで、マーケティングの4P戦略すべてを担当する。

これまでの実績として挙げたのは、2019年2月に実施した「プロ・フィッツ」のリブランディングだ。「当時ドラッグストアでの売上において、キネシオロジーテープはシェア1位にも関わらず、サポーターはシェア6位と苦戦していました。サポーターとテーピングは同じ売り場に陳列され、なおかつそれぞれの商品のユーザーは重なっていることが多いです。キネシオロジーテープでお客さまの信頼を獲得できているのであれば、同じブランドであることが明確に伝われば、おのずとサポーターの売上も拡大すると考えました」。

そして松浦さんらは商品同士が効果的なシナジーを生む「プロ・フィッツ」ブランドのリニューアルを計画。ブランドの...

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