広告マーケティングの専門メディア

           

有機的な組織、生産的な働き方

急成長を遂げるD2C企業 少数精鋭のマーケティング組織とは?

野口卓也氏(バルクオム)

国を挙げて働き方改革が推進されるなかで、起こった新型コロナウイルスの感染拡大。感染拡大を防ぐため一気にテレワークが推進され、一人ひとりが自律的に働き、かつ離れていながらもチームとしてのパフォーマンスを高める努力が求められています。成果を定量化しづらい企画・マーケティングに携わる仕事において、より自発的、有機的な働き方を促す組織体制とはどのようなものでしょうか。また、個人が生産的に働くために、どのような変化が起きているのでしょうか。

企画・マーケティング業務に携わる事業会社や、クリエイティブ、プランニングに携わる広告会社の、現在、そして今後の組織の在り方や個人の働き方について紹介します。

一人ひとりの活動が売上に直結 プロ意識をもって仕事に臨む

「世界中の男性に、本質的なビューティを」をミッションに掲げ、洗顔料や化粧水など、男性用スキンケア用品の開発・販売を行うバルクオム。D2C企業としても有名な同社は、「メンズスキンケアブランド世界シェアナンバーワン」の目標を掲げ、デジタルマーケティングをはじめとする多くの施策を実施してきた。

代表取締役CEOの野口卓也氏は、マーケティング組織をつくる上で「いかに少数精鋭で生産性を高められるか」を重視している。「国内の事業を総括した国内事業本部に属する、4つの組織を中心に、約15名でマーケティング活動を行なっていますが、全員が責任を持って業務を行う“プロ集団”であることを期待しています。一人ひとりの活動が売上に直結するので、皆が売上や生産性を常に意識できる環境になっています」。

バルクオムではマーケティング・クリエイティブに力を入れ、スピード感を持った施策を実行できる組織体制をとっている。

内製と外部委託を組み合わせ 効率の良い運用を実施

マーケティングやクリエイティブにおいては...

あと52%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

有機的な組織、生産的な働き方 の記事一覧

自身を管理し、変化を前向きに捉える「ビジネスアスリート」を目指す
グローバルで活動するクリエイターの効率的な働き方と今後の展望
急成長を遂げるD2C企業 少数精鋭のマーケティング組織とは?(この記事です)
組織の目標・役割を明確化しブランドとのエンゲージメント向上に注力
国外売上比率約7割のアシックスがグローバルを統制する新組織を発足
出産を機に働き方を意識 自ら考え行動する、マーケター業務の醍醐味
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する