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ブランディングから「BRAND+ing」 の時代へ

一貫した表現を発信するためのフレームワーク

大島 由久氏(クリエイティブ統括 ランドーアソシエイツ)

前回は、一貫した人間味溢れるブランド表現をするため、ブランドに関わる従業員全員に同じレベルでの理解や行動を求めないこと、そして全てのブランド表現を等しく扱わない必要性があることを解説しました。今回は、この2点をフレームワーク化したモデルについて説明します。

今回、取り上げる「ブランドコミュニティモデル」とは、従来の"ブランドを管理する"という視点とは異なり、ガイドライン通りに何を守るか(WHAT)ではなく、本質的になぜそのルールを守らなければいけないのか(WHY)という発想へ、担当者の意識を変えていくフレームワークです。

ブランドに関わる多くの人が、自分がブランドをつくっているという意識を持つことによって、ブランドが自走し、変化・成長していくことが可能となる仕組みを構築することができます。よりオープンで、より自由な、能動的コミュニティを形成することが、血の通った人間味溢れるブランド表現へと繋がっていきます。

具体的には、ブランドに関わる担当者と、ブランド表現の重要度を、それぞれ3つのレベルに分け、誰にどこまでのブランド理解や行動を求め、どこまでが変えてはならず、どこからが自由に、ブランド表現の解釈を拡げていくことができるのかを定義していきます …

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