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ブランディングから「BRAND+ing」 の時代へ

ブランドエクスペリエンスのカギは適切性と差別性

大島 由久氏(ランドーアソシエイツ)

前回はブランド戦略の考え方「Brand+ing」の“Brand(核となるブランドのストーリー)”を構成する4つの要素と解釈のズレを防ぐためのポイントについてお話ししてきました。今回はブランドのストーリーに対する共鳴を生み、共創を促すための“ing”の考え方を解説していきたいと思います。

ブランドのストーリーを定義して具体的なアクションとして発信する際、いきなり目に見えるコミュニケーションのアイデアを考えてしまいがちです。しかし、まず大切なのは「Relevant Differentiation(適切な差別性)」をしっかりと構築すること。これは強いブランドが備えるべき基本であり、そこがなければ「Brand+ing」の成果は十分に発揮されません。今回は、この「適切性」と「差別性」について解説していきます。

適切性

数あるブランドの中から、自分にとって相応しいブランドとして選ばれる適切性があるかどうか。これは相応しいと思える水準に達しているか否かが判断の基準となります。正当な判断をしてもらうためには、まず不必要に評価を下げる要素を極力排除することが必要です。

その要素とは、レストランであれば、スタッフの対応が悪く食事をする前から不快感を抱いてしまう、といったことやWebサイトのUIが悪く、内容の評価以前にサイトを離れてしまうなど、本質にたどり着く以前でつまずいてしまうことを言います …

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