前回は、ブランド戦略の考え方「Brand+ing」の"ing"において、まず前提として理解すべき、強いブランドを創るための条件「Relevant Differentiation(適切な差別性)」について解説しました。今回はブランドのストーリーに共鳴し、共創していくためのアプローチの仕方について解説していきます。
目指すべきは人間味あふれるブランド表現
ブランド戦略を打ち出す際、大切にすべきことは、ブランドがパーソナルな関係を一人ひとりの顧客と築き上げることです。そのために、ブランドがどのような表現をし、ブランドに関わる全ての担当者が一貫して発信できるフレームワークを考える必要があります。このアプローチなしに各々がブランドを発信すると、ブランド表現が乱立し、イメージの蓄積を効果的に行うことはできません。それではブランドは、どのような表現を心がけるべきか。答は非常にシンプルで、「人間味あふれるブランド表現」となります …
あと69%