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ニューヨーク視察研修ツアー2016

在米コンサルタントが解説 ニューヨークから俯瞰する 世界の広告ビジネスの今

ニューヨークを拠点に広告・マーケティング領域のコンサルティングを手がける榮枝洋文氏(デジタルインテリジェンス)が視察研修に帯同。日本で広告・メディアビジネスに携わる参加者向けに、米国と世界の潮流について解説した。

ニューヨークの街が会場に―Advertising Week
Advertising Week(アドバタイジングウィーク)は2016年9月26日から30日まで、巨大なデジタルサイネージが立ち並ぶニューヨーク・タイムズスクエア周辺で開かれた。会場は劇場やライブハウスなど複数に分かれ、スポンサーのブースはホール内に収まりきらず路上にも点在。参加者は会場から会場へと足早に移動していた。視察団は「プロダクションの新しい世界」「エージェンシーのこれから」などのパネルディスカッションに参加した。

取引の透明性をめぐる議論

世界広告主連盟(WFA)が2014年に、主要国のメディア取引の透明性について色分けした地図を発表しました。対象の20カ国のうち、日本はどれくらいの位置だと思いますか。実は19位。中国に次いで不透明極まりない国とされています。ちなみに、最も透明性が高いとされているのはフランスです。

メディア取引の透明性についての議論は世界で白熱しています。エージェンシーがメディアの枠をいくらで仕入れて、それをクライアントにいくらで提供しているのか。エージェンシーが枠をまとめて先買い付けをして利益を乗せている場合もありますし …

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