紅茶を日常的な飲み物に!困難を打ち破るアイデアが生まれた会議とは
ユニリーバ・ジャパンは、7月7日~8月31日の期間限定で、リプトンのフラッグショップ「Lipton Fruits in Tea OMOTESANDO plus Superfood」をオープン。表参道の街を行列で賑わせた。目指したのは、売上が落ち込む夏に、紅茶の飲用機会を増やすこと。企画を担当したメンバーに当時の話を聞いた。
話題になった、あのキャンペーン 「宣伝会議」に潜入!
(右から)ヤマト運輸 広報戦略部長 阿部和彦氏/ヤマト運輸 広報戦略部 係長 服部亮太氏/電通 関口岳氏/電通 石附久実氏/電通 井本善之氏/電通 上田太規氏
ヤマト運輸では2015年4月より、小型の荷物での利用に照準を当てた新商品「宅急便コンパクト」の販売をスタート。新商品を認知してもらい、さらに宅急便の新たな利用シーンを創出しようと、発売と時を同じくして広告やキャンペーンを展開している。
テレビCMを中心とした、いつものヤマト運輸のコミュニケーションとはスタイルの異なるキャンペーンは、どのような「宣伝会議」から生まれたのか。
服部▶ 最初にこのチームで企画会議を行ったのは、「宅急便コンパクト」の発売に向け、春の広告キャンペーンを行ったときですね。
阿部▶ 春の結果として、「専用ボックスがあることは分かったけれど、使い道がわからない…」という声が聞かれました。そこで、秋のキャンペーンでは「ボックスを実際に利用している方は、何を入れて使っているのか」を調査するところからスタートしました。その結果、若い方たちがECやフリマなどで、出品した商品を送るときに壊れないようにボックスを使っていることが分かりました。
関口▶ 同時にヤマトさんから ...