朝日新聞社、サムライト全株取得
オウンドメディア分野に本格進出

東京・渋谷にあるサムライトのオフィス。
朝日新聞社は、ITベンチャー企業・サムライトの全株式を取得し、グループ会社化することを発表した。サムライトは、同社取締役会長の柴田泰成氏が2013年に設立したスタートアップ企業。オウンドメディアを中心としたコンテンツマーケティングを行う。
両社の提携協議のきっかけは、朝日新聞社が2015年秋、社内でプレゼンテーションイベントを開催した際にサムライトが登壇したことだという。朝日新聞社は、サムライトをグループ会社化することでオウンドメディアの分野に本格進出することになる。
朝日新聞社代表取締役社長の渡辺雅隆氏は、「両社の経営資源を活用してより良い広告を提供することで、社会に役立っていきたい」と話す。
サムライトの柴田氏は、「"新しい広告のカタチを創る"というサムライトのミッションの実現に近づく」と期待をのぞかせた。同社は、朝日新聞社の持つコンテンツや発信力・企画力を生かし、顧客の拡大を図る。
今後は、現取締役会長の柴田氏、代表取締役の池戸聡氏が引き続き経営を行い、朝日新聞社からは取締役1人を派遣する予定だという。
インティメート・マージャー
「Yahoo! DMP」と連携開始

より精度の高い広告配信が可能に。
DMP専業最大手のインティメート・マージャー(以下IM)は、ヤフーが提供する「Yahoo!DMP」と連携を開始した。本連携により、広告主はIMが保有する約4億件のオーディエンスデータにある性別や年齢などのデモグラフィックな情報、興味関心などのサイコグラフィックな情報といったさまざまな条件付けを行えるセグメントを活用し、「Yahoo!プレミアムDSP」や「Yahoo!プレミアム広告」、「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」などのYahoo! JAPANのサービスを通した広告配信が可能になる。
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