主要企業の宣伝部門のプロフィールを大解剖
時代の変化に合わせて、宣伝部門が関わる領域は広がり続けている。こうした中、組織の規模感や就業スタイル、人的リソースの配分はどうすべきか。まずは宣伝部門のプロフィールをまとめた。
宣伝部門の組織と実態2016
宣伝関連部門の今年の注力領域や、組織づくりに関する考え方を聞いたアンケートへの回答を一覧で紹介する。回答項目は、
(A)2016年に注力したい施策・領域(最大3つまで)、
(B)マーケティング・コミュニケーションに関する現状の課題や今後の展望、
(C)広告宣伝費の増減見込み、
(D)特に注目している媒体(最大3つまで)、
(E)管轄業務と担当人数配分、
(F)部員数と平均所属年数、
(G)宣伝部門に求められている機能・役割。
商品の売上につながる仕事ができて初めて、宣伝部としての責務が果たせると考えています。これが仕事をしていく上での根本的な考え方です。また、メディアの多様化やそれに伴う膨大な情報量の中で、広告が効きにくくなっていると言われて久しいですが、こういう環境だからこそ、クリエイティブ・コンテンツの力が非常に大事であり、その企画力・開発力のさらなる向上が、効果的・効率的な広告宣伝活動の最大のポイントだと考えています。
お客さまをこれまで以上に深く理解し、トータルマーケティングの一翼をしっかり担うこと。そして、より専門性を高めるとともに、従来の発想に捉われない革新的な取り組みに、積極的にチャレンジする組織になることが大事だと考えている。
アサヒビール マーケティング本部 宣伝部 部長 鈴木 歩(すずき・あゆみ)1991年入社。名古屋支社営業担当。1996年マーケティング部商品企画課。1997年営業部営業企画第一課。2001年マーケティング部宣伝課(現宣伝部)。2003年媒体グループリーダー。2008年制作グループリーダー。2009年9月より現職。 |
心に届くコミュニケーション活動を通じて、多くのお客さまに楽しんでもらい、そして企業や商品のファンになっていただくことを目指しています。今年も、人の心を動かすような魅力あるコンテンツをつくり、多様化するデバイスや変化する視聴環境に合わせて、話題づくりを行っていきたいです。