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コンサルティング会社のエージェンシー買収 日本市場への影響

企業のデジタルシフトを牽引するのは誰か?―縦割り組織の弊害と外部パートナーへの期待

マーケティング支援領域に多くのプレーヤーが参入する状況を生み出した一つの要因として、企業の投資の中でも大きな支出を占めるデジタル投資にマーケティング部門が関わり始めたことが挙げられる。デジタル環境で変わった企業におけるマーケティング部門の役割とは。

図表1 決定的に異なる情報システム部門とマーケティング部門の考え方
2013年に米国とヨーロッパで、マーケターとシステム担当の両者にヒアリングをした結果をまとめたもの。「3年経った今でも、ここにある課題は解決していない。日本でこの資料を見せても異を唱える人はいないので、全世界共通の課題ではないかと思う」(川辺氏)。

国内でも4割の企業がマーケ独自にIT予算

マーケティング領域にコンサルティング会社が積極的に進出してくる背景にあるのがデジタル化の流れ。IT領域のアドバイザリ企業であるガートナーも近年、マーケティング部門のデジタル投資の動向に注目をしている。ガートナーの発表によれば、日本国内においてもマーケティング部門が独自にIT予算を持つ企業は増加傾向にあり、その割合は2019年には国内の企業の約4割に達するとの予測を出している。

それでも「米国に比べれば、デジタルシフトに対する意識は低い」と

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