
世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?
編著者/安西洋之
発行所/クロスメディア・パブリッシング
価格/1,580円(税抜)
米国、イタリア、ドイツ、フランス、英国、日本の元気なベンチャー企業に聞いた「成熟市場で勝ち残る知恵」。
成熟市場で成長する中小ベンチャーの“ 身の丈”に合った経営戦略
世界の企業は、ほとんどが中小
統計によれば日本の企業の99.7%、EU加盟国の企業の99.8%、米国の企業の99.9%を中小企業が占めている。世界中の企業のほとんどが中小企業と言える状況にあるものの、他国の中小企業がどのような戦い方をしているのかはあまり知られていない。
日本同様に成熟市場である、欧州・米国で伸びている中小企業が何を考え、どう戦っているのか。その活動にはヒントも多いはず。そんな狙いの元、今年6月に刊行されたのが『世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』だ。著者は日本の自動車メーカーの海外向け事業を担当した後1990年より独立、イタリア・ミラノに在住し、アジアとヨーロッパの企業をサポートするビジネスプランナーとして活動する安西洋之氏である。
抱く必要のない敗北感
ビジネスにおいて国境がなくなってきていると言われる中、企業規模を問わず、いかなる企業でもグローバリゼーションへの対応が必須と考えられている。
しかし安西氏は…