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オウンドメディア スマホ最適化の課題

愛犬家ドライバーへ、ペット情報切り口にアプローチ

トヨタ自動車

スマホでしか届かないユーザー

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ドッグサークル」では3カ月に1回、愛犬とのお出かけをテーマに特集を掲載。ドライブ中の犬の健康を守るコンテンツも人気だという。

ユーザーに役立つ形で、製品情報が伝わるようにするには――。トヨタ自動車は、“愛犬”を入り口にクルマ情報を伝えるWEBサイト「TOYOTADOGサークル」を運営している。2012年10月にオープンし、14年3月末現在のユニークユーザー数は約60万人、直帰率は40%以下で、滞在時間は平均5分以上。サイトのFacebookページは同4月現在で、2万3130の「いいね!」を獲得した。昨年、スマートフォンでの閲覧にも対応し、ユーザー数を伸ばしている。

愛犬との遠出には、クルマが必要になるため、犬は自動車メーカーにとって親和性の高いテーマだ。WEBサイトはホンダの「Honda Dog」が先行したが、こちらは4月時点ではスマホ対応は未実施。

「犬を飼っている世帯」はかなり大きなボリュームを持つターゲットだ。一般社団法人ペットフード協会によると、全国の「犬を飼っている世帯数」は推計で908万2000世帯(平成24年度犬・猫飼育実態調査)。「夫婦と児童(18歳未満の未婚の子)のみの世帯数」は863万2000世帯(厚生労働省・平成24年国民生活基礎調査)で、「犬を飼っている家庭」のほうが多い。

提供する情報は「自動車メーカーならではの、クルマと犬の関係で飼い主が気づきづらいこと」と話すのは、同サイトの企画制作を担う、デルフィスBR-WEB室WEBマーケティンググループ グループリーダーの藤田拓哉さん。「車中で熱中症になってしまう、愛犬を抱いた状態で運転し事故を起こすなど、対策を知っていれば起きずに済むアクシデントは多い。そういう情報をメーカーとして伝えられたら、という考えなんです」。

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