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キリンが4月1日にオープンした通販サイト「DRINX(ドリンクス)」。一般流通には乗らない、消費者と共に活用法を見つけていく商品を通じて、ユーザーと長期的な関係を築く拠点として立ち上がった。
「ブランドとは、企業の所有物ではなく、消費者それぞれの心の中に、個別にあるもの。企業が予期せぬかたちでブランド価値が形成されることもあります。発信するメッセージも同様で、受け取る側のシチュエーションによって価値が変わるのでは」と話すのは、キリン CSV本部デジタルマーケティング室室長の渡辺尚武さんだ。以前は経営企画部で、新市場創造室長兼ブランド戦略部プラス―アイ推進室長として、新たなビジネスモデルの開発を手がけていた。
「デジタルマーケティング室」は、これまでキリンビールやキリンビバレッジなど各事業会社に点在していたデジタルマーケティングをとりまとめることを目的に、2014年1月1日付けで設置された部署だ。
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