広報担当者が個人名や自身の写真を公開してSNSアカウントを運用するケースが見られている。このような形で発信を行うメリットや注意点を、個人アカウントで多くのフォロワーとつながる広報担当者に聞いた。
@amina_spm
使用プラットフォーム:X(旧Twitter)
個人アカウントで広報を始めた時期:2022年9月
フォロワー数:6297
Q.個人アカウントで広報活動を行っている理由
A.「企業名の認知拡大」と「横のつながりづくり」が開設の目的
当時は所属するスペースマーケットが採用広報を強化していくフェーズでした。ベンチャー企業でまだ認知度が低い「スペースマーケット」という会社をまずは知ってもらうため、拡散力が高いXの活用を始めました。また、私はベンチャー企業でのインハウス広報は初めての経験で、社外の広報さんと情報交換をしたいとも思っていたため「横のつながりづくり」も目的でした。企業の公式アカウントでの運用も考えましたが、X経由でお誘いいただいた広報の勉強会や交流会に行くと、「スペースマーケットのあーみんさんですよね!」と社名とセットで覚えていただけているので個人アカウントを開設してよかったです。アイコンは笑顔の写真を使い、名前もニックネームの方が初対面でも親しみやすさがあると広報の友人に助言をもらい「あーみん」という名に意思を持って変えました。リスクの観点などから、最初は名前と顔出しに躊躇する面もありましたが、ベンチマークとしていた広報の方のXを拝見し、真似するところから始めていきました。
Q.発信内容はどのように決めている?
A.「発信」だけでなく「反応」も重要。双方向のコミュニケーションを心掛ける
プライベート8割:仕事関連2割くらいで発信しています。まずは個人に興味を持ってもらい、その上で自社に少しでも興味を持ってもらえたらと思っています。仕事関連の投稿は...