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広報担当者のSNS個人アカウント活用術

広報担当者のSNS個人アカウント活用術(いえらぶGROUP/HAL)

いえらぶ、HAL

広報担当者が個人名や自身の写真を公開してSNSアカウントを運用するケースが見られている。このような形で発信を行うメリットや注意点を、個人アカウントで多くのフォロワーとつながる広報担当者に聞いた。

石川雄一郎 元シェフ広報 いえらぶ

@u1_i
使用プラットフォーム:X(旧Twitter)
個人アカウントで広報を始めた時期: 2022年11月
フォロワー数:1万209人

Q 個人アカウントで広報活動を行っている理由

A 自身のキャリアをきっかけに、企業についても興味を持ってもらいたい。

いえらぶGROUPを知ってもらうために個人アカウントでの発信を始めました。「いえらぶ」はBtoB企業で不動産業界向けのバーティカルSaaSを提供している会社です。サービスの特性上、一般の方にはあまり知られていないので「自社のことを知ってもらえたらよいな」と広報の発信を始めました。他社の広報の方とX経由で仲良くなることも多いのですが、顔・名前・会社名を出しているため、勉強会や交流会など、オフラインでは初対面でも、元々の知り合いのように話せるのも嬉しいです。

また、私は40歳で異業種に転職をしたので「新しい挑戦をする方の参考になれたら」とも思っています。アカウント名に “元シェフ” と入れているので「なんでシェフから不動産SaaS?」と疑問を持っていただけ、覚えてもらえるのもポイントです。実名での発信はリスクも伴います。広報なので常に会社を背負っている気持ちはありますし、少し悩む内容なら下書きに保存して見直して削除することもあります。


Q 発信内容はどのように決めている?

A 企業について発信する際も、日常の投稿とのトーンを合わせる。

プライベートか業務かでいうと、9:1ほどの割合でプライベートが多いです。まずは個人に興味を持っていただき、その上で会社や事業への興味に繋げたいと考えています。また、ネガティブな話題、批判はしないように気をつけており、落ち込んでいるときはスマホから離れるようにも心がけています。広報と名乗るアカウントなので…

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