日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

広報担当者のSNS個人アカウント活用術

広報担当者のSNS個人アカウント活用術(jinjer/CyberOwl)

広報担当者が個人名や自身の写真を公開してSNSアカウントを運用するケースが見られている。このような形で発信を行うメリットや注意点を、個人アカウントで多くのフォロワーとつながる広報担当者に聞いた。

nakamura@スタートアップ(SaaS企業)のPR広報

@nakamurakeiich3
使用プラットフォーム:X(旧Twitter)
個人アカウントで広報を始めた時期:2022年3月
フォロワー数:1万505人

Q 個人アカウントで広報活動を行っている理由

A 個人をきっかけに、専門性が高いBtoB企業について知ってほしい。

個人アカウントの影響力を高めることで、自社であるjinjerが伝えるべき情報をより効果的に拡散させたいという考えがありました。BtoB領域は、情報一つひとつの専門性がどうしても高くなり、そのニュースを必要としている対象者も限られてくるため、BtoCのように大衆が興味を示すようなニュース発信が難しい場合がほとんどです。そのため、Xでは、「顔出し」「名前出し」「社名出し」をすることで、まず個人に興味をもってもらい、その後に、jinjerの情報に触れる流れを構築できればいいなと考えています。

また、個人として顔や名前を出し、恐れずにしっかり自己開示をすることで、X経由でのやり取りが仕事に繋がったり、広報関連の知り合いが増えたりといった効果が生まれており、ポジティブな要素を挙げるとキリがないです。これからの時代、個人が影響力を持つことで実現できることはどんどん増えていくと思いますので、引き続きXの運用を頑張っていきます。


Q 発信内容はどのように決めている?

A 等身大の自身を知ってもらうため、プライベート重視でポスト

発信内容については、家族のこと、プライベートなこと、仕事におけるマインド、忘れてはならないと考えていることなど、脈略なくさまざまな情報をポストしています。「仕事」と「仕事以外」で比率を分けると、仕事1:仕事以外9くらいでしょうか。この割合の背景としては、とにかく個人に興味を持ってもらう!...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する