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メディア研究室訪問

人の心をワクワクさせる「コトづくり」をクリエイティブに実践

近畿大学 総合社会学部 総合社会学科(社会・マスメディア系専攻) 村松 秀ゼミ

メディア研究などを行っている大学のゼミを訪問するこのコーナー。今回は近畿大学の村松秀ゼミです。

村松ゼミのメンバー(2023年徳島合宿にて)

DATA
設立 2022年
学生数 2年生14名、3年生16名、4年生13名
OG/OBの主な就職先 まだ卒業生は出ていないが、放送局、制作会社、エンタメ系企業、広告会社、ウェブメディアなどを希望している学生が多い。


近畿大学の総合社会学部総合社会学科には「社会・マスメディア系専攻」「心理系専攻」「環境・まちづくり系専攻」があり、3つの専攻科目を横断的に学びながら、現代社会が直面する多様な問題に多角的にアプローチしていく。また、1年生から少人数のゼミ科目を設けることで、学生がより主体的に学べ、教員ともコミュニケーションしやすい環境を整備する。社会・マスメディア系専攻のマスメディアコースでは、各メディアで活躍してきた実務家教員のもとで実践的に学べることも特徴の1つ。

“当たり前”を疑え

村松秀教授のゼミでは、人の心を動かして豊かにしていく「コトづくり」をテーマにしている。同教授によれば、人が便利と思うものを生み出すことが「モノづくり」だとすると、人の気持ちを豊かにすることが「コトづくり」。村松ゼミでは、教授自身がテレビやイベント制作で培った「人の心はどうしたら動くのか」についての経験とノウハウを駆使し、コトづくりのプロデュースを試みる。そのベースとなる考え方として大事にしているのが「当たり前を疑うこと」と「グルグル思考」(無駄だと思っても、紆余曲折しながら思考し続けること)。ゼミでは数名でチームを形成して「プロジェクト」を推進し、発想力、思考力、実践力を鍛えていく。

2年生からは、企業とのコラボ等も含めて、様々なプロジェクトが並行して行われる...

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