メディア研究などを行っている大学のゼミを訪問するこのコーナー。今回は愛媛大学の折戸洋子ゼミです。
DATA | |
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設立 | 2008年(当初は法文学部所属) |
学生数 | 2回生7名、3回生7名、4回生7名(年度によって変わる場合あり) |
OG/OBの主な就職先 | 銀行、IT関連企業、流通系企業、不動産会社など |
愛媛大学社会共創学部は、2016年に新設された文理融合型の学部。地域社会と協働しながら課題解決策を企画・立案し、地域社会を価値創造へと導く力を備えた人材を育成している。産業マネジメント学科では、「地域経済を構成する企業・住民・自治体などの要素と、企業を構成する経営資源を学ぶ」と同時に、フィールドワークやプロジェクト演習などを通じて、これらを実社会でマネジメントする能力を養う。
VRは社会福祉の現場でどう役立つか
折戸洋子准教授のゼミでは、経営学や経営情報論の知識をベースに、ゼミメンバーが自主的に議論した上でテーマを選択し、研究を進めていく。2回生は、主に文献研究や基礎調査で知識や問題意識を固め、3回生はこれまでの文献研究の結果をもとに、アンケート・インタビュー調査、合同ゼミ、インゼミ(複数の大学のゼミが討論や研究発表を行う)、学会報告、報告書執筆などを行う。4回生は、各自、卒業論文の執筆に取り組む。卒論を含む過去の研究テーマには「医療AI」、「新型コロナウイルスと若者の情報・健康行動」、「ソーシャルメディアを活用した就職活動」、「スケジュール管理のためのアプリ開発」、「ブロックチェーンの社会的適用」、「シェアリングエコノミー」などがある。
現3回生は、2022年度からVR技術の社会福祉分野への応用可能性をテーマに...
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