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社内報のつくり方

サステナに特化した社内報 ビジュアル活用分かりやすく

シャボン玉石けん

インターナルコミュニケーションを活性化させ、事業の成長を後押しする役割を担う社内報。今回はシャボン玉石けんの社内報制作の裏側に迫ります。

シャボン玉石けん『サステナビリティ社内報』

シャボン玉石けんでは、2021年に策定した「サステナビリティ中期計画」を機に、2022年から社内での理解・関心の浸透を図るツールとしてサステナビリティに特化した社内報を発行している。「中期計画はリリースやHPで広く社内外に告知していたものの、社内に届ききっていないことが課題でした。そこでサステナビリティをテーマとする社内報を創刊して伝えようと思うに至りました」とマーケティング部の野口氏は語る。

毎号好評なのが社員のサステナビリティにまつわる活動を紹介する連載「+私のサステナビリティ」。できるだけ簡単にまねできる内容で、こんなことでもサステナビリティって言えるんだと思ってもらいたいという趣旨のコーナーだ。

2022年3月発行の第3号では、消費者が食品を購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ行動である「てまえどり」を実践していることを紹介した。

2023年11月発行特別号の「+私のサステナビリティ」では森田社長の“出張や旅行にはパウダータイプの石けんを持っていく”などの取り組みを紹介。いずれも画像で目を引き本文をコンパクトにまとめた記事。「『てまえどり』を農林水産省の取り組みとして紹介したのでは読まれないかもしれないけれど、社員の取り組みだったら読んでもらえるかもしれません。私自身の顔を描くイラストと共に『消費期限・賞味期限の短いものから買っています』というメッセージも載せました」とマーケティング部の川原礼子氏。

社員の取り組みを取材(2022年3月発行の第3号(上)&2023年11月発行の特別号(下))
毎号、社員のサステナビリティにまつわる 活動を簡潔な記事で紹介する。

2022年8月発行第4号では他社事例として小林製薬がサステナビリティ浸透のために行うワークショップを取り上げた。「小林製薬さんのワークショップは企業の視察参加ができるので、実際に私たちがリモートで参加して紹介しました」と川原氏は話す。

自社と他社の活動を比較表記(2022年8月発行の第4号)
この号では、自社の電力は100%再生可能エネルギーで稼働していると伝え、小林製薬が社内で行うサステナビリティに関するワークショップも紹介した。

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