従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。
DICは1908年に印刷インキの製造所として創業し、2008年に旧社名の「大日本インキ化学工業」から現社名に変更しました。世界トップシェアである印刷インキをはじめ、有機顔料など様々な化学品を取り扱っており、今日では総合ファインケミカルメーカーとして世界62カ国で事業展開しています。また、一般的には色見本帳の「DICカラーガイド」の発行元としても知られています。
日頃のIR活動においては、市場との信頼構築を第一に、当社の現状と未来の方向性を「丁寧にお伝えし、正しく知って頂く」ことを心掛けています。中長期的には「ESG経営」、短期的には「事業動向」が対話のテーマとなります。
化学業界は、世界的なSDGsの潮流において、「持続可能な社会」をキーワードに変化する局面を迎えています。当社も2019年からの中期経営計画において、「経済的価値」だけでなくサステナビリティにつながる「社会的価値」が両立する事業領域の確立を進めています。
経営軸としてESG重視の戦略を掲げるなか、IRでは、例えば当社の製品や技術が「脱炭素化」にどう貢献できるのか、現在地と将来展望も...