名画から最新作まで、映画に数多く登場する広報・メディアの仕事。1本の作品から、気になるセリフと名シーンをピックアップします。

「どう考えてもおかしいだろう?こんな写真載せていいわけないだろう?」「何?コンプライアンス?ジャーナリズムの良心とか?」
イラスト/ミツミマリ
今月の1本『SCOOP!』 | |
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公開 | 2016年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 大根仁 |
出演 | 福山雅治、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー、斎藤工、塚本晋也、石川恋 |
STORY
数々のスクープを撮り、スター的存在であったカメラマンの都城静(福山雅治)。しかしある事件をきっかけに報道写真への情熱を失い、芸能スキャンダル専門のパパラッチとして、借金や酒にまみれた自堕落な生活を送っていた。そんなある日、写真週刊誌『SCOOP!』の新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく。
広報の仕事で最も難しい仕事はなんだろうか?それはスキャンダル対応だと思う。スキャンダルは自然に起こるのではなく、つくられるものである。その現実を目の当たりにする映画がある。
2016年に公開された『SCOOP!』(スクープ)だ。毎週のように“○○砲”が飛び交う現代において、広報向けのエンタメ作品である。
福山雅治さん演じる都城静は、元々優秀な報道カメラマンであったが、ある事件をきっかけに、芸能スキャンダル専門のパパラッチとなり...
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