映画に登場する広報・メディアの仕事を通じてその極意を学ぶ本連載。2017年の連載開始以来、これまでに紹介してきた38本の中からテーマ別にセレクトした14本を、筆者の解説とともにお届けします。
01 自分の見せ方が学べる作品(セルフ・ブランディング)
『摩天楼はバラ色に』 | |
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公開 | 1987年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ハーバート・ロス |
出演 | マイケル・J・フォックス、ヘレン・スレイター、リチャード・ジョーダン、マーガレット・ホイットン、ジョン・パンコウ、クリストファー・マーニー |
1本目は、『摩天楼はバラ色に』。カンザス州から出てきたブラントリーは、不景気で就職先が見つからず、配送係の仕事にようやくたどり着きます。だが、彼には、出世して憧れの女性と恋をしたいという野望がありました。そこで、彼はニセ重役に変身。そのブランド戦略がすごいです。偽物がどうやって本物になるのか。そこには参考になる秘訣が満載です。実は筆者は、この映画を見て上京しました。この映画を何度も見て参考にしたから今日があると思っています。
『ザ・サークル』 | |
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公開 | 2017年 |
製作国 | アメリカ |
監督・脚本 | ジェームズ・ポンソルト |
出演 | トム・ハンクス、エマ・ワトソン、エラー・コルトレーン、ジョン・ボイエガ |
2本目『ザ・サークル』は、SNS時代の象徴的な映画でしょう。エマ・ワトソン演じるメイ・ホランドは「サークル」というIT企業に転職。そこで、新開発の小型カメラで私生活を生中継することに。ホランド自身も出世したりとメリットも多かったですが、その反面「炎上」が絶え間なく起こり、ついに悲劇が起こります。
新型コロナ時代、SNSでデマが流れ、有名芸能人をバッシングしたりと、この映画同様の事柄が現実となってきています。今回、在宅勤務が広まり「自己PR」がさらに重要視されるようになりました。チーム型からジョブ型に仕事形態が変わった日本。あなたも見せ方次第です。
02 新任担当者向け基礎が学べる作品
新人はとにかく誰かのマネをすることが大切です。ゴルフや野球をする人もプロ選手のマネをしますよね?この映画に登場する広報は、俗に言うノーマルな普通の広報、もしくは広報手法です。見ているだけで「なるほど~」「今度やってみよう」と思うことが満載です。
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』 | |
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公開 | 2017年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジョン・リー・ハンコック |
出演 | マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ |
1本目はマクドナルドを舞台にした『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』。この映画の中で...