名画から最新作まで、映画に数多く登場する広報・メディアの仕事。1本の作品から、気になるセリフと名シーンをピックアップします。

「うちの名前3回も言ったよね。他は2回なのに」
「今後CMをどうするか?検討せざるを得ない」
イラスト/ミツミマリ
今月の1本『チャンネルはそのまま!』 | |
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公開年 | 2019年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 本広克行 |
出演 | 芳根京子、飯島寛騎、島太星、藤村忠寿、大泉洋、黒沢光春 |
STORY
札幌にあるローカルテレビ局の放送局に謎の「バカ枠」で採用された配属された雪丸花子(芳根京子)。彼女を中心に巻き起こる数々の事件からローカルテレビ局の裏側に迫る。ある日、雪丸と同期の報道記者・山根一(飯島寛騎)は社のスポンサーであるスーパーマーケットの異物混入事件を報道する。ニュースをきっかけにCMがとりやめとなり営業部は大打撃。山根と営業部・服部哲太郎(島太星)は激しく対立することに⋯⋯。
このドラマは放送局のすべてを知るのに適している。広報も数々登場し、特にこの第3話では、スポンサーとのトラブルへの対応、部署間のやり取りなど、学ぶべきことが多々ある。テレビ露出を考えている広報パーソンには役に立つ情報が満載だ。
元々は同名の漫画(佐々木倫子作、小学館)のドラマ化。筆者は2008年の連載中から全巻を読んで勉強⋯⋯いや、実は単純に楽しんでいた。舞台は札幌にあるローカルテレビ局。そこの新人記者・雪丸花子(芳根京子)は、それこそオッチョコチョイの塊で...
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