映画に登場する広報・メディアの仕事を通じてその極意を学ぶ本連載。2017年の連載開始以来、これまでに紹介してきた38本の中からテーマ別にセレクトした14本を、筆者の解説とともにお届けします。
04 スピーチライティングを学べる作品
『ザ・ホワイトハウス』 | |
---|---|
放送(日本) | 2002年10月~2003年3月(ファースト・シーズン) |
製作国 | アメリカ |
製作総指揮 | ジョン・ウェルズ、アーロン・ソーキン、トーマス・シュラム |
出演 | マーティン・シーン、ロブ・ロウ、アリソン・ジャニー、リチャード・シフ |
1本目はドラマ『ザ・ホワイトハウス』。シーズン7まであり、スピーチライターのサム・シーボーン広報部次長と、トビー・ジーグラー広報部長(リチャード・シフ)のプロフェッショナルな仕事ぶりは圧巻です。ボクも様々な企業の社長のスピーチを書くことがあるが、いつも参考にしています。どうのようにして大統領のスピーチはできてくるのか、そのプロセスを学べる一本です。最後の瞬間まで切磋琢磨し、単語ひとつで悩むあたりが気持ちいいです。
『サバイバー:宿命の大統領』シーズン1(第4話から) | |
---|---|
放送(日本ではNetflix独占配信) | 2016年12月~ |
製作国 | アメリカ |
原作・製作 | デヴィッド・グッゲンハイム |
出演 | キーファー・サザーランド、ナターシャ・マケルホーン、マギー・Q |
2本目はこちらも政治モノの連続ドラマ『サバイバー:宿命の大統領』です。オバマ政権時代の広報セス・ライト(カル・ペン)がいい味を出しています。会見でしどろもどろしている後輩に言った「主導権を握るんだ。連中は怒った犬みたいだ。報道官が自滅する3原則がある。敵視、嘘、推測。ひとつでもやれば自滅だ」は名言。企業広報で筆者が必ず伝える一言です。スピーチの怖さを痛感するドラマでもあります...
あと66%