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人気メディアの現場から

ビジネスパーソンの身だしなみを指南する 『MEN’S EX』

世界文化社『MEN'S EX』

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

世界文化社『MEN'S EX』

    【基本情報】
    創刊 1994年4月
    編集体制 編集部は8人体制。うち編集長1人、副編集長2人。

    反響の大きかった記事

    (1)信頼度が上がる「お洒落のデリカシー」とは何か?(2017年12月18日号)
    おしゃれであることよりも"信頼感ある見た目"を大切にする装いについて特集。特に、基本のネクタイの巻き方を深掘りした記事には反響があった。

    (2)U500万で見つけた夢のあるクルマ(2017年10月号)
    乗り心地が良く、家族からも支持され、しかも経済的な車を編集部が厳選。「ファミリー」「カップル」「シングル」と家族構成別におすすめの車を紹介した。

    (3)「土日の服が分からない」にすべて答えます!(2017年7月号)
    「平日はスーツにネクタイでドレスアップすればOKだけど、土日の服はどうしたらいい?」など、読者アンケートで寄せられたリアルな質問に答える大特集。

数多ある男性ファッション誌の中で、「スーツ」を中心としたオンの着こなしを専門とする月刊誌『MEN'S EX(メンズイーエックス)』(世界文化社)。読者の疑問や潜在的なニーズに応える誌面づくりで多くのビジネスパーソンから支持を得ている。2017年10月からはモノ&ファッションの情報誌『Begin(ビギン)』の編集長を務めていた金森陽氏が編集長に就任し、様々な新しい試みも始めている。

読者のニーズに誌面で回答

「男のトレンド実用誌」というキャッチフレーズで1994年に創刊し、2018年4月に25周年イヤーを迎える同誌。創刊時から30~50代の管理職、経営者、弁護士などあらゆる「仕事でスーツを着る男性」を読者としてきた。

誌面には、スーツ、靴、かばんなど、感度の高い大人たちの興味をかき立てる逸品が登場する。「これは『Begin』を編集していた当時も同じでしたが、"半歩先"をいく提案と"今のニーズ"への回答を織り交ぜながら、読者が何を知りたいのか、どんなコーディネートなら取り入れたくなるのかを常に考えながら誌面をつくっています」と金森氏はこだわりを話す。『MEN'S EX』はビギンから派生する形で創刊した雑誌。それゆえ根底にある考え方は同じなのだ。

金森氏は『MEN'S EX』を「身だしなみ雑誌」と表現する。スーツはビジネスシーンにおいてとても重要なアイテム。色、素材、サイズ感など、TPOに合わせて着こなすことはビジネスパーソンの身だしなみの基本だ。その日着ているスーツによって相手に与える印象ががらりと変わることもある。「読者アンケートやイベントなどの場でも『信頼されるスーツのスタイリングができるようになりたい』という悩みを聞くことは多いです」 …

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