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オフィスイノベーション

地域の人々と共生するHameeの新オフィス「遊ぶように働く」がコンセプト

Hamee

1997年の創業以来、小田原に拠点を置きコマース事業とプラットフォーム事業を手がけるHamee(ハミィ)。2017年10月から営業を始めた新オフィスは、地域との結びつきも大切に考える、従業員が「遊ぶように働く」というスタイルを実現するための空間だった。

1階のテーマは「ハーバーパーク」。各会議室には世界中にある主要な港町の名前がつけられており、床には各港へ出航する船のイメージイラストが描かれている

「ドバイ」はアラビアンな装飾とやや高級感のあるインテリア

モロッコ王国最大の都市である「カサブランカ」は会議室とは思えないリラックス空間

「サンフランシスコ」は10人くらいまで使える広めの会議室。シンプルで堅牢なイメージの内装

2017年4月で創業20周年を迎えたHameeは、代表・樋口敦士氏の生まれ故郷である小田原の地に創業時から本社を置いている。2017年10月に移転した新社屋は、地元・小田原の地主、デベロッパー、設計会社、建築会社の協力のもと、Hameeのデザイン面などの要望を反映させた新築賃貸物件。1階にはカフェと託児所もある。

オフィスコンセプトは、「Be Children!Be Hamee!」。「子どもが遊ぶように創造性豊かに働き、よりHameeらしいものづくりを追求するための環境を作ろう。」という考えだ。これには、大人になるとつい自身の経験から答えを導き出す傾向にあるが、あくまでも「体験」を重視していこうという思いがある。

3フロアそれぞれが異なる「公園」のテーマを持ち、1階は世界各国にある港をイメージした「ハーバーパーク」。2階は社員それぞれが創造性豊かに働くための環境を目指す「アーバンパーク」。3階は光と自然を心地よく感じられる「グリーンパーク」。オフィスの外壁にもパークへのアプローチとして森をイメージするような装飾が施されている。

2階の執務エリアの中心には3階まで吹き抜けの、開放感のあるフリースペースがある。撮影スタジオやラボと呼ばれる研究開発室、社員食堂などがある3階への階段もあることから、回遊性の高い場所になっている。

広報業務を担当している武井裕夏氏は、小田原という立地に関して「2、3年前までは不利に感じることもありましたが、今は逆にアドバンテージを感じることも多くなった」と話す。新オフィスへの移転を機に、より豊かなコミュニケーションを形成し、社員のさらなる創造性の発揮にもつなげていきたいと考えている …

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