NTT都市開発の新オフィスは、執務エリア中央に「JAM STATION」というフリースペースを設け、新しい発想で社内コミュニケーションの活性化を実現した最新鋭のオフィス。これまでの業務実績や経験を活かし、働きやすい執務環境を実現させた。


「LIBRARY」にはソファやテーブル、一人用のブースなどがあり、打ち合わせはもちろん、個人の作業やリフレッシュにも使われている。
1986年にNTTグループの総合不動産会社として設立したNTT都市開発。「アーバンネット」シリーズをはじめとしたオフィスビルの開発・賃貸事業を軸に成長し、新たなフィールドにも事業領域を広げている。
同社のオフィスは現在の秋葉原UDXに移ってからも、同ビル内の部分移転や増床などで対応してきたが、2017年3月には11階に機能を集約。新たなオフィスとしてスタートを切った。
コンセプトは「クロス・コミュニケーションを誘発するワークプレイス」。それを象徴するのが執務エリアの真ん中、軸になるサーキット動線に囲まれた広々としたフリースペース「JAM STATION」だ。南北に分けられた「JAM STATION」にはそれぞれテーマを冠した仕切りのないエリアがあり、用途によって自在に使い分けられている。
例えば「SCHOOL」ではセミナーなどが開催され、「BIG TABLE」では大人数での社内会議、参考書籍などが集められた書棚の近くにあるスペースは「REFERENCE」と名づけられている。
コンセプトデザインから設計、レイアウトなどがプロジェクト推進部を中心とした社内チームによりワンストップで行われたので、移転自体はスムーズに完了した。
「社員たちがこれまで手がけた仕事の経験を活かし、自社のオフィスデザインに還元できました。社内の満足度は高いのですが、まだまだ改善の余地はあると思います」とプロジェクト推進部の加賀成治氏は語る。
2017年8月に「日経ニューオフィス賞」を受賞してからは、毎週のように取材オファーが届くようになったといい、会社のPRにつながっている …