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ある広報人の告白

記者との関係づくりにひと工夫 広報にもクリエイティブを

はとバス 永野正則

様々な領域で活躍中の広報パーソンに、転機となったエピソードや仕事における信条、若手へのメッセージなどを伺います。

はとバス 広報室長
永野正則(ながの・まさのり)

1989年はとバス入社。ホテルのフロント、はとバスエージェンシー出向などを経て、2005年広報課長。2011年広報室長。東京都交通局から運営を委託されている都営バス港南支所の所長、はとバス東京営業所長、定期観光部長を経て、2016年から現職。顧客サービス推進を含む広報業務のほか、2018年の設立70周年を前に社史編さんも担当する。

プロモーションから路線バスの営業所長まで、様々な業務を経験してきた永野正則氏に、自社を印象づける広報のコツ、仕事のポリシーを伺いました。

チョコの代わりに「煮干し」!?

──永野さんにとって広報の仕事の楽しさを教えてください。

入社当初から宣伝やプロモーションの部署を志望していましたが、広報の仕事が初めから面白かったかというと、そんなことはなかったんですよ。華やかなイメージがあるかもしれませんが、基本は裏方で各方面への調整は大変。そんな仕事を淡々とこなしつつも、記者とのコミュニケーションの仕方やツールを自分なりに試しながら、人とのつながりを広げていきました。

露出が反響につながると、社員やその家族、友人からも喜ばれたり、会社のことを改めて好きになったりしますよね。そんな嬉しい連鎖やコミュニケーションが起きるのが広報の楽しさでしょうか。

──はとバスの広報ツールはユニークなものがたくさんありますね。

プレスリリースは月に1~2回程度ですし、旅行商品で他社と違った独自性を出すことは難しい。メディアとの良好な関係を維持するためにはコミュニケーションの工夫が必要です。関係を途切れさせないよう、手を替え品を替え実践しています。

例えば2月14日は「煮干しの日」でもあるので、バレンタインのチョコレートの代わりに煮干しをお渡ししたり、レコード盤を模したリリースをつくってみたり、はとバスの豆知識を学習ノート風の冊子にして渡したり⋯⋯。手に取った時になんとなく読みたくなるようなテイストを取り入れるようにしています ...

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