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ある広報人の告白

広報パーソンは黒子 危機管理の局面では会社を守る役割を果たす

エア・ウォーター 井上喜久栄

様々な領域で活躍中の広報パーソンに、転機となったエピソードや仕事における信条、若手へのメッセージなどを伺います。

エア・ウォーター 執行役員 東京広報室長
井上喜久栄(いのうえ・きくえ)

大阪府出身。関西大学法学部卒業後、1979年ダイエー入社。広報室に配属。業容拡大期に広報のあらゆる業務を経験する。広報課長、関連会社出向を経て、2001年広報部長。ダイエーの経営再建期の広報をけん引する。2005年スタッフサービス・ホールディングス入社。2009年富士ソフト入社。ともに広報に携わったのち、2016年10月エア・ウォーター入社。17年4月から現職。2008年に「企業広報賞」(経済広報センター)の「企業広報功労・奨励賞」受賞。

ダイエーで広報のキャリアをスタート。同社の経営再建期に広報部長を務めた後、人材サービス、IT、産業ガスと様々な業界の広報を経験してきた井上喜久栄さんに、広報の信条を伺いました。

広報は男性の仕事だった

─これまでのキャリアを教えてください。

新卒でダイエーに入社し、配属されたのが広報室でした。その後関連会社に出向して営業責任者などを経験したのち、ダイエーに戻り1995年の阪神・淡路大震災当時に広報課長、経営再建の渦中に広報部長を務めました。2005年にスタッフサービス・ホールディングスにゼネラル・マネージャーとして転職。2008年には「企業広報賞」(経済広報センター)を受賞。2009年に富士ソフトの広報・IR部長に。昨年、産業ガス大手のエア・ウォーター(本社・大阪市)に移り、東京広報室を立ち上げました。

私がダイエーに入ったのは男女雇用機会均等法が施行される前で、広報も男の世界でした。電話に女性の私が出ると、「誰かいませんか?」と言われることが日常茶飯事。女性であることがデメリットで、スタートラインにも立てなかったのです。時代が変わり、富士ソフトでは「女性で広報体制がつくれる人」を求められ、転職に至りました。時を経て、女性であることがプラスに作用するようになったことは感慨深くも …

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会社の理念や方針を浸透させていく 広報は経営トップの分身
社会とWin-Winの関係を実現するストーリーづくりが広報の仕事
成果を出し続け、社内に示す それがリーダーの重要な仕事
先を読み、変化を読むのが面白い 見誤っても糧にすればいい
会社が大きく舵を切るときこそ、経営の「意志」を理解すべき

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