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ある広報人の告白

先を読み、変化を読むのが面白い 見誤っても糧にすればいい

旭化成 山崎真人

様々な領域で活躍中の広報パーソンに、転機となったエピソードや仕事における信条、若手へのメッセージなどを伺います。

旭化成 広報室長 山崎真人氏(やまざき・まこと)
1960年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1984年4月旭化成工業(当時)入社。住宅事業部に配属され営業部門や企画部門を経て、1998年東京商工会議所に出向。2002年4月から旭化成広報室。広報グループ長を経て、2007年7月から現職。2007年には、これまで10年続いていた企業広告「イヒ!」シリーズを刷新。「昨日まで世界になかったものを。」シリーズを立ち上げ、現在まで続いている。

化学製品や繊維、住宅など幅広い事業領域を持つ旭化成。「昨日まで世界になかったものを。」をキャッチコピーに展開している企業広告も印象的です。広報室は報道対応のほか、こうした広告宣伝も含め企業ブランド構築を担っています。山崎真人室長にお話を聞きました。

報道と宣伝のバランスを取る

──広報の仕事との出合いは、2002年に課長として異動してからと伺いました。それまでのキャリアを教えてください。

入社して住宅事業部門に配属され、営業を担当しました。歳の離れた『人生の先輩』に住宅を売るのは難しいことでしたが、逆に多くのことを教わりました。営業の基本は、お客さまのことを第一に考え、迅速にニーズに応えることです。広報も、世の中やメディアの視点に立ち、ニーズに応える仕事であり、共通点が多くあります。東京商工会議所に出向し、外から会社を見つめる機会を得たこともプラスでしたね。

──旭化成の広報室は広報と宣伝の両方を担当しています。

広報室には報道、企画宣伝、CSRの3つのグループがあります。報道メディアによる情報発信と、自社が主体的に費用をかかえて行う情報発信は、性質が違えどともにコミュニケーションの手法であり、車の両輪といえます。企業ブランドはどうあるべきかを考え、メッセージや打ち出し方を考えて実行する、それが広報戦略です。報道と宣伝のバランスをうまく取ることが広報室長の役割であり …

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会社が大きく舵を切るときこそ、経営の「意志」を理解すべき
資料だけでは伝えきれない。広報のヒントは現場にある
広報の仕事は「五里霧中」 とりあえず動き、迷ったら「原典に還れ」
より正しく理解してもらうため、何ごとも「性善説」で考える
社会常識や空気を踏まえ、意見を言えるのは広報しかいない

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