800近くある国公私立大学が受験生や資金を求めて競争する教育現場。スポーツ選手を多く輩出する東洋大学で広報を務める榊原康貴氏が、現場の課題や危機管理などの広報のポイントを解説します。
4月は大学では新年度のスタートとなり、新たな一歩を踏み出します。そんな時期の広報案件も目白押しです。もちろん4月に入ってからでは間に合いません。予算が必要なものは半年くらいかけて折衝しますし、案件によっては新年度の大学関連ニュースが多い時期にぶつけることがいいかどうかという判断もあります。
また、発表する内容の整理や、世間との橋渡しをするためのストーリーづくりなどをしなければならず、少なくとも1カ月くらいは準備に時間をかけたいところです。今回はそんな、慌しいながらもドキドキワクワクする、新年度からの広報活動についてご紹介したいと思います。
赤羽に新キャンパスを設置
2017年度に向けて広報課では …
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