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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

昭和の新興住宅街に根づいた酒店 コンサルから戻った三代目が活躍

若松屋酒店

多くの常連客に愛されている街中のお店を訪問。顧客とのコミュニケーションや店頭販促の工夫を探ります。

2日で50人が集まる店内イベント
自らチラシを配布して商圏を開拓
酒以外の近隣店舗商品も販売

西高島平駅から歩いて10分ほど、店は住宅街の真ん中にあり周囲に商店はほとんどない。

都営地下鉄三田線終点の西高島平駅から線路沿いに都心方面に戻り約10分、住宅街への角を曲がった中にある若松屋酒店。

1972年、新興住宅街として発展し始めた高島平に初代の小林吉次氏が店を構えたのが始まり。その後、二代目利彦氏の時代に地酒販売に注力して、「地酒専門店」へと業態転換した。

利彦氏の息子、健太氏がコンサルタント会社勤務を経て店を継ぐべく実家に戻ったのが2017年。「会社勤めも10年を超え、妻や子供にも恵まれ、結果、常に家族のそばにいられる仕事を選びました」と健太氏は語る。

店に戻った健太氏がまず始めたのは、地元に日本酒ファンを増やす取り組みだ。試飲会などのイベントを毎月、月初の土日に「試飲・飲み比べDAY」として店内で開催。毎回テーマを設定し、約5種類+αを飲み比べる。15時から18時の3時間開催、2日で約50人は集まるという。「1回いらした方が新たなお客さまを誘ったりしてくださり、長く続けられています。試飲から入って購入へと結びつく流れは、ネットショップではできないリアル店舗を持つ我々だからこそできる施策です」と健太氏は話す。

また、健太氏が地元で新たな顧客を開拓するのに取っている手段のひとつがチラシの製作・配布だ。敬老の日や父の日、年末といった日本酒需要の盛り上がる季節におすすめ日本酒と楽しみ方を伝えるA4判チラシを自ら作成。店の...

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