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販売・接客のキーパーソン

接客の鍵は楽しむこと 社内コンテストで最高位を獲得した秘訣

石川 誠氏(石屋商事)

販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。今回は石屋製菓の接客コンテスト「ISHIYA CS Award 2022」で、最高位のゴールドサービスマイスターを獲得した石川誠氏に話を聞いた。接客の仕事に就いてわずか1年の同氏は、どのように接客のスキルを磨いたのだろうか。

石屋商事
パーク事業部 体験チーム
石川 誠氏

2003年入社、宮の沢工場にてクッキーやバウムクーヘンなどの焼き菓子、キャンディやアソート製品などの菓子製造を経て、2022年に白い恋人パークに異動。現在は「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」に勤務。

製造から接客に抜擢
成長のためアワードへ

──まずはご担当の業務を教えてください。

札幌市にあるお菓子のテーマパーク・白い恋人パーク内にある、体験型スペース「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」で、お客さまのお菓子づくりのサポートを担当しています。元々10年以上、クッキーやバウムクーヘンなどの焼き菓子や、キャンディやアソート製品などの製造を担当していました。2022年5月から、現在のパーク事業部に異動しました。

それまで接客経験がほとんどなく、最初は周りのスタッフを参考に、どのようにお客さまと接しているかを見て、見様見真似で対応していました。自身の接客を評価してもらい、フィードバックを聞くことでよりスキルを伸ばしたいという思いから、「ISHIYA CS Award 2022」に挑戦することにしました。

──「ISHIYA CS Award 2022」はどのような賞ですか。

この賞は、当社が「ありがとうと言ってもらえる接客で、お客さまのしあわせサポート日本一」を目指して設けている社内接客コンテストで、2022年度が3回目の実施です。販売を担当するスタッフのために、優れた接客を社内に共有したいという思いで始まりました。コンテストでは実際の接客をイメージしたデモンストレーションなどを通し、表情や動作、話し方など大きく3つの項目で評価を受けます。社内コンテストといえどレベルが高く、接客経験の浅い私がチャレンジすることはかなりの挑戦でした。

──評価されたポイントはどこでしょうか。

接客時の会話力や感動満足度を評価してもらいました。審査員からは「表情、声のトーン、説明の...

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