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インフルエンサーの「売る」力

「欲しい!」瞬間を逃さない ECとの融合・活用──Twitter編

村瀬秀人氏(AnyMind Japan)

あらゆるSNSの中でも特にブランドへの共感を呼びやすいチャネルであるTwitter。口コミ投稿などの共感という側面においては、その影響力を最大化できるプラットフォームだ。Twitterで「欲しい」瞬間を捉えるポイントについて、AnyMind Japanの村瀬秀人氏が解説する。

昨今のブランド運用において度々叫ばれる「マルチチャネル」。Instagram、TikTok、Twitterなどユーザー属性や特性も多種多様なSNSの特徴を理解した上で、ブランド価値を届けていく必要があります。

Twitterで「欲しい」瞬間を捉えるには

あらゆるSNSの中でも特にブランドへの共感を呼びやすいチャネルであるTwitter。自分がフォローしているアカウントの投稿がタイムライン上に滝のように流れてくるTwitterの運用において、もっとも意識すべきポイントが“時間”です。ユーザーは今の時間何をしていて、どんな気分でいるのかを徹底的に意識して投稿内容を作っていく必要があります。例えば、平日の朝9時には大半のユーザーが通勤や通学で満員電車に揺られながらTwitterを開いているでしょう。

満員電車の中では、「欲しい!」を引き出したところで、その瞬間にはクレジットカードを取り出す動作も難しく、いいねやブックマークをしておくだけのアクションに留まることが考えられます。そのため「欲しい!」に直結する投稿よりも、会社や学校でちょっとした話題にしやすいキャッチーな投稿が望まれるでしょう。

また、平日23時頃には、シャワーで今日一日の疲れを洗い流してさっぱりした気分でドライヤーをしながらTwitterを開いているかもしれません。ユーザーがリラックスした気分の中で「欲しい!」を感じ、ECサイトへアクセスし、サービス・商品の詳細をじっくり見てもらえる可能性が高い時間です。サービス・商品のベネフィットを明確にした投稿内容や、ECサイトへの導線となるURLリンクも仕込むことが重要です。

このようにTwitterの運用においては、ユーザーが今この時間、何をしていてどんな気分でいるかを想像することで、ライフスタイルに溶けこむようにブランドの価値を伝えることが可能になり、共感を生むことにつながります。

Twitterでインフルエンサーを活用するには

インフルエンサー活用といえばInstagramが活発なイメージがありますが、Twitterは口コミ投稿などの共感という側面においては、その影響力を最大化できるチャネルでもあります。サービスや商品を実際に体験したユーザーの口コミ投稿や、ギフティング施策等のインフルエンス力のあるユーザーのサービス・商品についての...

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