店舗オープン時から続く、9時開店と18時閉店。友人とのやりとりのような自然なサービスでなごむ。コーヒー豆などの販売を伸ばしコロナ下でも売上確保。
東横線中目黒駅南口から歩いて数分、線路に隣接する場所に位置するのが「ONIBUS COFFEE中目黒店」。古民家をリノベーションしたインスタ映え抜群の店舗だ。
ONIBUS COFFEEは目黒区八雲や世田谷区奥沢などにも店を展開している。ONIBUSはポルトガル語で「公共バス」をあらわす。バスのように日常にとけこみ、人と人をつなぐコーヒーを提供したいとの意味だ。同店では産地を理解し、焙煎や淹れ方まであらゆる点にこだわって丹念につくられたスペシャルティコーヒーを提供している。
2012年に創業し、2店目の中目黒店は2016年の1月にオープンした。「この場所には古い長屋がありました。友人のインテリアデザイナーに古民家の造りを生かしてリノベーションしてもらいました」と店舗を運営するONIBUS代表取締役の坂尾篤史氏は語る。
1階は商品を受け取るスタンドと、座ってコーヒーを楽しめるテラス席が数席ある。脇の階段を上ると2階はテーブル席が12席。窓からは隣接して走る東横線や隣の公園が望める。
コロナ禍以前はインバウンドの外国人客が多かったが現在は一変した。近隣住民と中目黒や同店を目指して訪れる客がおのおの約4割で、同地周辺で働く客が約2割。「コロナ後は近隣からの来店促進のため地元でポスティングを行いました」と坂尾氏は話す。
午前9時に開き18時閉店という営業時間は...